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鍼灸治療院コラム

2026/02/05
院長コラム
【自律神経の乱れで起こる不眠と鍼灸の関係】

「布団に入ってもなかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」——このような不眠の悩みを抱える方は、2月に特に増える傾向があります。
その背景に深く関係しているのが自律神経の乱れです。


自律神経は、私たちの体を無意識のうちにコントロールしている神経で、「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立っています。
本来、夜になると副交感神経が優位になり、心身がリラックスすることで自然な眠りへと導かれます。
しかし、寒暖差の大きい2月は、この切り替えがうまくいかなくなりやすい季節です。


特に、寒さによる血行不良、日照時間の短さ、年度末に向けたストレスの増加などが重なると、交感神経が過剰に働き続けてしまいます。
その結果、体は休もうとしているのに脳が興奮状態のままとなり、不眠や浅い眠り、早朝覚醒といった症状が現れやすくなります。


こうした自律神経の乱れによる不眠に対して、近年注目されているのが鍼灸による体調管理です。
鍼灸は、身体全体のバランスに働きかける施術で、緊張しやすい筋肉や血流の滞りを整えることで、心身のリラックスを促します。
これにより、交感神経の過度な働きを穏やかにし、副交感神経が優位になりやすい状態へ導くことが期待されます。


また、鍼灸の施術は「その場だけ楽になる」ものではなく、継続することで自律神経のリズムそのものを整えていく点も特徴です。
薬に頼らず、体本来の回復力を高めたい方にとって、自然な選択肢の一つといえるでしょう。


2月の不眠は、「季節的なものだから仕方ない」と見過ごされがちですが、放置すると疲労の蓄積や免疫力の低下につながることもあります。
寝不足が続く、朝起きても疲れが取れないと感じる場合は、自律神経の乱れが原因かもしれません。


寒さとストレスが重なるこの時期こそ、生活習慣の見直しとあわせて、鍼灸によるケアを取り入れ、自律神経を整えることが快適な睡眠への第一歩となります。
質の良い睡眠は、日中の集中力や体調管理にも直結します。
2月を健やかに乗り切るためにも、体の内側から整える意識を大切にしていきましょう。

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