身体の痛み・育児による疲れを改善する

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鍼灸治療院コラム

2025/05/05
院長コラム
【眠れない5月…それは自律神経の乱れかも?】

春から初夏へと移り変わる5月は、気温や湿度の変化、環境の切り替わりが重なる季節です。
この時期、「夜なかなか寝つけない」「眠りが浅い」「朝すっきり起きられない」といった睡眠の悩みを訴える方が多く見られます。
その背景には、自律神経の乱れが関係しているかもしれません。


自律神経は、私たちの体内のリズムを整える大切な神経系で、交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)がバランスを取りながら働いています。
日中は交感神経が優位に、夜間は副交感神経が優位になることで、自然な眠りが促されます。
しかし、5月は気温の寒暖差や環境の変化により、このバランスが崩れやすい時期です。


特に、春先の新生活や人間関係の変化、ゴールデンウィーク明けの疲労などが心身にストレスを与え、自律神経が乱れる原因になります。
その結果、寝る時間になっても交感神経の興奮が続き、なかなか眠れない、夜中に目が覚めるといった症状が出やすくなるのです。


眠れない日が続くと、日中の集中力や免疫力の低下、疲労感の蓄積など、体全体に影響が出てきます。
だからこそ、この時期の不眠には早めのケアが重要です。
規則正しい生活を心がけ、朝は太陽の光を浴びる、夜はスマートフォンの使用を控えるといった習慣の見直しも、自律神経の安定に役立ちます。


当院では、鍼灸治療を通して自律神経のバランスを整え、自然な眠りを取り戻すお手伝いをしています。
体全体の気の流れを見ながらアプローチする施術で、無理なく深いリラックス状態へ導きます。


「最近よく眠れない」と感じたら、それは身体からのサインかもしれません。
5月の不調を放置せず、まずは一度、自律神経のケアを意識してみませんか?

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