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鍼灸治療院コラム

2025/06/19
院長コラム
【ストレスからくる腸の症状、6月に悪化しやすい理由とは】

6月に入ってから「お腹の調子が悪い」「下痢や便秘が続く」「ガスがたまりやすい」といった腸の不調を感じる方が増えています。
こうした腸の症状には、ストレスが大きく関わっていることをご存じでしょうか?
特に梅雨の時期は、自律神経が乱れやすく、腸の働きに影響を及ぼしやすい季節です。


6月は湿度が高く、気温の変化も大きいため、体にとってはストレスがかかる時期です。
また、学校や職場などでは年度の変化に伴う環境の変化が落ち着いてくる頃で、緊張からくる疲れが一気に表に出やすい時期でもあります。
こうしたストレスは、自律神経のバランスを乱しやすく、腸の運動や消化機能にも影響を与えるため、さまざまな腸の不調としてあらわれるのです。


ストレスがかかると腸の動きが不規則になり、下痢と便秘を繰り返すタイプの方もいれば、ガスがたまりやすくなってお腹が張る、あるいは食欲が落ちるといった症状を訴える方もいます。
特に朝や通勤前など、決まった時間にお腹が痛くなるといった方は、過敏性腸症候群の傾向があるかもしれません。


また、6月は天候不順で外出の機会が減り、運動不足になりがちです。
運動量が減ることで腸の動きも鈍くなり、便秘になりやすくなります。
さらに、冷たい飲み物の摂りすぎや、冷房による冷えも腸の調子を崩す原因になります。


では、この時期に腸の不調を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?


まずは、規則正しい生活リズムを意識することが大切です。
朝は決まった時間に起き、軽くストレッチをするだけでも腸の動きが活性化されます。
また、朝食をしっかりとることで腸に刺激が加わり、自然な排便リズムが整っていきます。


次に、ストレスを溜めない習慣づくりも重要です。
仕事や家事の合間に深呼吸をする、ゆっくり入浴する、好きな音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。
ストレスを自覚的にケアすることが、腸の健康にもつながります。


さらに、腸内環境を整える食生活も意識しましょう。
ヨーグルトや発酵食品、食物繊維の多い野菜などを積極的に取り入れ、腸の働きをサポートする食習慣を心がけてください。


腸は「第二の脳」とも呼ばれ、心と体の健康に深く関わっています。
6月のストレスが原因で腸の不調が続いていると感じたら、早めの対策が大切です。
東戸塚鍼灸治療院では、腸の働きをサポートするケアも行っていますので、つらいお腹の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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