身体の痛み・育児による疲れを改善する

column

鍼灸治療院コラム

2025/06/22
院長コラム
【6月に増える「寝違え・首の痛み」の原因と対策】

朝起きたときに「首が回らない」「動かすと激しく痛む」「ズキズキして仕事に集中できない」といった寝違えの症状に悩まされていませんか?

実は6月は、寝違えや首の痛みが増えやすい季節です。
これは、湿度や気温の変化によって身体が冷えやすくなったり、寝ている間に無意識のうちに不自然な姿勢になっていることが原因となります。


梅雨の時期は、夜間でも蒸し暑かったり急に冷え込んだりと、睡眠環境が不安定になりやすい時期です。
エアコンや扇風機の風が首元に当たることで、筋肉が冷えてこわばりやすくなり、わずかな寝返りのクセでも筋肉を傷めてしまうことがあります。


また、日中のデスクワークやスマホ操作によって、首や肩に負担がかかっている人は、首まわりの筋肉がすでに緊張している状態です。
そこへ睡眠中の冷えや姿勢の乱れが加わることで、「寝違え」になりやすくなるのです。


では、寝違えを防ぎ、首の痛みを軽減するにはどうすればよいのでしょうか?


まず大切なのは、寝具と寝姿勢の見直しです。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、首の自然なカーブが保てず、筋肉や神経に負担をかけてしまいます。
自分の首の形に合った枕を選び、仰向けまたは横向きで、無理のない姿勢で眠ることが基本です。


次に、首まわりを冷やさないことも重要です。
寝ている間に冷房の風が直接首に当たらないように、風向きや寝具の調整をしましょう。
薄手のタオルを首に巻くだけでも、冷えを防ぎ筋肉を守ることができます。


また、日中のストレッチや軽い運動で、首・肩まわりの緊張を和らげておくことも有効です。
長時間同じ姿勢が続く方は、1時間に一度立ち上がって首や肩を回すなど、簡単な動きを意識的に取り入れましょう。


すでに寝違えてしまった場合は、無理に首を動かさないことが基本です。
痛みが強いときは安静を心がけ、冷やしすぎず、温めることで血行を促すと回復が早まることがあります。
ただし、痛みが長引く・動かすたびに鋭い痛みが走るといった症状がある場合は、早めに専門家へご相談ください。


東戸塚鍼灸治療院では、首の筋肉の緊張をやさしく緩め、血流や神経の流れを整える施術を行っています。
つらい寝違えや首の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

一覧に戻る